ダリアの新品種「ホットピンクオセロ」を共同開発!花農家は量産しやすく、安定した運営が可能に

ダリアの新品種「ホットピンクオセロ」を四社で共同開発

株式会社frantoliveは、ダリアの新品種「ホットピンクオセロ」を株式会社大田花き・株式会社ミヨシほか二社で共同開発しました。2023年から本格的な市場出荷が開始されます。

「ホットピンクオセロ」は、一般家庭需要に向けた小ぶりで手ごろな価格のダリアで、市場取引価格は一般的なダリアと比較するとおおよそ3分の1の価格となっています。(株式会社frantolive 自社調べ)

従来のダリアは高級で日持ちが限られており、イベントでの利用がメインであったのに対し、一般家庭でも気軽に楽しめるダリアの需要を新たに生み出したいという思いで開発しました。

サイズは一般的なダリアが8~15cmであるのに対し、ホットピンクオセロは5cm程度。なおかつ花持ちが良い品種を選定しており、現代の家庭に合った規格と考えています。

色も家庭需要の高いものを選定。一般家庭向けの定期宅配サービスを運営するfrantoliveが過去のデータに基づき、本来は育種段階で品種選定時に選ばれなかった素材の中から、家需要に適した特性や色を掘り起こし採用しています。

花農家は量産しやすく、安定した運営が可能

ホットピンクオセロの特徴は、花農家が長期的に安定して運営しやすいという点にあります。

従来のダリアは1株から年間15本程度しか出荷できない規格で市場価格が高く、購入できる生花店が限られていました。
そのため相場の乱高下が激しく、相場が下がっている時は栽培コストに見合わないということも起こりうる状態でした。

そこで規格から見直し量産可能な品種を生み出すことで、1本あたりの販売単価が安くても、花農家が安定した運営で収入が見込める仕組みを作りました。

ダリア ホットピンクオセロの運営の仕組み

ホットピンクオセロは新規就農者でも簡単に育てられる栽培モデルで、なおかつ一つの株から収穫できる本数が従来の3倍以上と、生産効率が高い品種となっています。

量産可能なため、まとまった出荷量をキープし続けることが可能です。
かつ価格も従来のダリアのおおよそ約3分の1なので購入しやすく、購入できる花屋が増えることで相場の乱高下が減り、安定した相場が維持できるようになります。

このようなサイクルで、花農家も継続的に安定した収入を得ることができ、経営が安定するという仕組みとなっています。

新品種「ダリア ホットピンクオセロ」は2023年から本格的な市場出荷を予定しています。